土留め壁の最小値入長さには基本的な長さが決められてます。
(1)自立式山留め壁の場合
1)掘削深さが3m以上の 親杭横矢板壁の場合 ・・・ 最小値入=3.0m
2)掘削深さが3m以上の 鋼矢板壁の場合 ・・・・・ 最小値入=3.0m
3)掘削深さが3m以上の SMW壁の場合 ・・・・・ 最小値入=3.0m
※ 3m以上の自立式の山留め壁は種類に関係なく、最小値入は3.0m以上となります。
4)掘削深さが3m未満の 親杭横矢板壁の場合 ・・・ 最小値入=掘削深さと同等
5)掘削深さが3m未満の 鋼矢板壁の場合 ・・・・・ 最小値入=掘削深さと同等
6)掘削深さが3m未満の 鋼矢板壁の場合 ・・・・・ 最小値入=掘削深さと同等
※ 3m未満の自立式の山留め壁は種類に関係なく、最小値入は掘削深さと同等になる。
(2)支保工のある山留め壁の場合
1)掘削深さが3m以上の 親杭横矢板壁の場合 ・・・・ 最小値入=1.5m
2)掘削深さが3m以上の 鋼矢板壁の場合 ・・・・・・ 最小値入=3.0m
3)掘削深さが3m以上の SMW壁の場合 ・・・・・・ 最小値入=3.0m
4)掘削深さが3m未満の 親杭横矢板壁の場合 ・・・・ 最小値入=掘削深さの1/2
5)掘削深さが3m未満の 鋼矢板壁の場合 ・・・・・・ 最小値入=掘削深さの1/2
6)掘削深さが3m未満の SMW壁の場合 ・・・・・・ 最小値入=掘削深さの1/2
※3m未満の支保工のある山留め壁は種類に関係なく、最小値入は掘削深さの1/2になる。
《参考》
参考ですが
土木基準における自立式土留壁の適用範囲は、
・軟弱地盤の場合 ⇒ 掘削深さが3.0mまで
・良質地盤の場合 ⇒ 掘削深さが4.0mまで、としています。
建築基準の場合は土留壁の種類・掘削深さに関わらず最小値入の規定はありません。
しかし、考え方は一緒ととらえた方が良いと思います。